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2017年 12月 15日

アイデアを思いつくのは一人で好きなだけ考える時間があるときだけ

今、2ブロック先に新しいオフィスを作っています。この計画、実は今年1月、スイスのスキーリゾートで急に思いついたのが始まりです。

新しいアイデアを閃くのは大抵、日常から離れて、全然関係無いところに行っているとき。一人で静かに、いくらでも好きなだけ考える時間があるときだけです。旅先で雄大な景色を見ていたら、雪山の向こうにオフィスのスペースが浮かんで来たのです(笑)。

理想のオフィス空間については、以前から時々考えていました。ガラス張りの社長室が必要、スタッフがくつろげるカフェテリアが欲しい、窓がいっぱいあって明るく、今のオフィスから徒歩5分で…そこにあって欲しいものを全て盛り込んだ具体的な形が急に閃いたので、その場で間取り図を書いて、必要面積を概算しました。図面を正確に引く能力はありませんが、今住んでいる家やオフィスを基に既に知っている数字から概算したところ、3000スクエア・フィートは必要とわかりました。初めて候補物件を見たのは2月頭。そこから約20日で物件の賃貸契約から内装工事の契約まで全ての契約が終了し、奇跡のスピードと言われました。皆さん結構な時間がかかるらしいのですが、私が速かったのはきっとイメージがはっきりしていたからです。

次に何をしたいかを、私はいつもなんとなく考えています。最初は粘土をこねているだけですが、段々に形が定まってきて、やがてビジョンになるときがあるのです。考えを詰めていき「よし、こんな感じ!」と言えるところまで来たら後はそれをタスクリストに落とし込んで実行していくだけなので、速いのです。経験上知っていますが、迷いながらやるうちは、上手くいきません。考えて、考えて、考え抜いているうち、まるで映画を見ているように「これだな」と、実現イメージが見えるようになることがあります。ここまで考え尽くせれば、そのアイデアは上手くいくものです。 (続く)

kawano

かわの・さおり 1982年に和包丁や食器などのキッチンウエアを取り扱う光琳を設立。2006年米国レストラン関連業界に貢献することを目的に五絆(ゴハン)財団を設立。07年3月国連でNation To Nation NetworkのLeadership Awardを受賞。米国に住む日本人を代表する事業家として活躍の場を広げている。

(2017年9月23日号掲載)

●コラムまとめ●


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