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2017年 12月 11日

自分が考えつくことは全て実現可能考えられる範囲を広げれば夢の大きさが変わってくる

私の心の中にはいつも、母の言葉があります。「自分が考えつくことは全て実現可能。だから、自分を成長させて、自分が考えられる範囲を広げることが大切。そうすることで、夢の高さも大きさも変わってくる」

これを思い出しては、励みにしているのです。よく「どうしてそんなに色々と実現できるのですか?」と質問されるのですが、この言葉を小さい頃からずっと言われてきて、それがしっかり自分の中にあるからではないでしょうか。小さい頃から心配は一度もされず、母にいつも背中を押してもらってきました。

自分が考えられる範囲の幅と高さを広げていくのは「経験を通して」でないと、できないことです。経験を通さないと、広げられない…だから怖がらないで、様々な経験をしてください、と今頑張っている方にはお伝えしたいです。

30代は何にでも挑戦しました。一つの事業で失敗しても支え合えるようにと不動産の会社もやってみて。ところが40になる頃、頭も体も一つしかないと気づきました。湾岸戦争で全部ダメになるという体験もしたことで「一つを選んでとことん全力でやるのが、本来の正しい考え方なのではないか」と考えが変わりました。30代で大変な思いをしながら様々な経験をしたことは、とても大事でした。「必要な過程」を経て、自分の心から納得できる人生に到達できたのです。50歳直前には借金も返し終わり、落ち着いた気持ちになれました。

仕事をしつつも50を見据え「自分はなんのためにアメリカに来たのか」「死ぬまでにやりたいことは何か」と考えはじめた結果、GOHAN Society(日本食を紹介するイベントなどを主催するノンプロフィット団体)を立ち上げることになりました。お世話になったこの業界にお返しができれば、人生の達成感と幸せの密度が変わるのではと思ったのです。西洋の方に日本を紹介する。親日家を作る。より多くのシェフに知ってもらう。これをライフワークにして楽しみにしてやっていくことを決めたのです。

コーリンは今年で35周年。これからの10年はもっといい形でコーリンをレベルアップし、旅行もして色んな方にあって、プライベートも楽しく、思いつくことは全部やり遂げていきたいですね。(続く)

kawano

かわの・さおり 1982年に和包丁や食器などのキッチンウエアを取り扱う光琳を設立。2006年米国レストラン関連業界に貢献することを目的に五絆(ゴハン)財団を設立。07年3月国連でNation To Nation NetworkのLeadership Awardを受賞。米国に住む日本人を代表する事業家として活躍の場を広げている。

(2017年5月6日号掲載)

●コラムまとめ●


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